
博多の名物グルメといえば「ラーメン」と「明太子」。
その2つの名物に関連した話題の一品が、元祖博多めんたい重の「めんたい重」です。
博多観光に来たなら一度は食べたいと多くの人が訪れる人気店ですが、「高い」「並ぶ」などの声もよく聞かれます。
この記事では、そんな「めんたい重」がなぜ高くても人気なのか、一蘭との意外な関係性、そしてテイクアウト(お持ち帰り)で楽しむ方法について詳しくご紹介します。
めんたい重はなぜ高い?価格の理由と美味しさの秘密

「めんたい重」は、元祖博多めんたい重が提供する見た目はシンプルな重箱ご飯に明太子が1本乗った料理。
しかし、その価格は1,800円(税込:1,944円)〜と、明太子ごはんとしてはかなり高めです。
それでも連日多くの人が列を作る理由は、価格以上の「体験」と「こだわり」にあります。
まず、使用されている明太子は手間暇かけてじっくりと独自の調味液に漬け込んだ「昆布巻き明太子」。
昆布などの様々な旨み成分が凝縮された明太子と、「炊きたてのご飯・海苔・たれ・薬味」の組み合わせが、シンプルながらも深い満足感を与えてくれます。
また、一番のインパクトはその見た目でしょう。明太子が丸々一本乗っているその見た目は、なかなか迫力を感じます。
福岡の人は、このご飯の量なら明太子は1,2切れで十分だと思いますが、贅沢に一本使用した明太子のインパクトが、観光客だけでなく地元民から受けている要因の1つだと言えます。
また、料理の提供方法や内装、スタッフの対応にも一貫したコンセプトがあり、「料理そのもの」+「ブランド体験」がセットで楽しめる点が、ただの「明太子ご飯」とは違う大きな魅力になっています。
テイクアウトでも楽しめる!お持ち帰り用めんたい重の各種情報と実食レビュー
「時間がないけど食べたい」「並びたくない」という方には、テイクアウト(お持ち帰り)がおすすめです。
博多の本店(西中洲)と博多駅構内の「いっぴん通り」で、お弁当スタイルの持ち帰り用めんたい重が購入できます。
>> 博多駅と西中洲でめんたい重の持ち帰り弁当に並ぶ時間は?売り切れやすい時間帯や予約はできる?
値段
テイクアウトできるめんたい重のお弁当の値段は以下の通りです。
めんたい重 | めんたい重・上 | 飯甘セット(西中洲店のみ) | 飯甘セット・上(西中洲店のみ) | |
値段 | ¥1,944 | ¥3,348 | ¥2,268 | ¥3,564 |
※飯甘セット:めんたい重/西中洲料亭プリン
飯甘セット・上:めんたい重・上/西中洲料亭プリン
賞味期限
めんたい重の賞味期限は4時間です。
できたてが一番美味しいので、購入後はできるだけ早く食べることをお勧めします!
成分表と原材料
以下はめんたい重の「たれ」の成分表と原材料です。

実食レビュー:テイクアウトでも本格的な味わい!

実際にテイクアウトで「めんたい重」をいただいてみました。
箱を開けると、存在感のある明太子が一際目を引きます。海苔はご飯が見えないほどしっかりと敷き詰められており、大葉・ごま・糸唐辛子が高級感を演出します。
また、専用のたれもついており、こちらは少しづつかけて味の変化を楽しむそうです。

明太子に皮のようなものがついていたのですが、どうやらこれは「昆布」のようです。

特製の辛子明太子はしっかりと漬け込まれており、旨味と辛味がごはんに絶妙にマッチします。
明太子に巻かれている昆布は、特製の調味だれにじっくりと漬け込まれているようで、明太子の旨みを底上げしてくれているように感じます。
この昆布と付属のたれがあることで、さらに奥深い味わいとなっています。
また、こちらの明太子はそこまで辛さはなく、程よく白ごはんが食べたくなるような辛味となっています。(明太子に辛さを求める人には少し物足りないかも)
ご飯の量に対して明太子の量がとても多いので飽きるのではないかと思ったのですが、辛味や調味だれの塩梅がよく、とても食べやすいと思いました。
めんたい重をテイクアウトできる博多駅店と西中洲本店の店舗情報
- 博多駅店
- 西中洲本店
- 所在地:福岡市博多区博多駅中央街1-1 JR九州博多駅構内 いっぴん通り
- 営業時間:9:00~21:00
- お弁当のご予約・お取り置きは受け付けておりません
- お弁当・おみやげ専門店の為、飲食スペースはございません
- 所在地:福岡市中央区西中洲6-15
- 営業時間:7:00~22:30(L.O22:00)
- アクセス:博多駅から徒歩約15〜20分/中洲川端駅から徒歩約5分
- お弁当のご予約・お取り置きは受け付けておりません
- お弁当ご購入のお客様は、直接店内へお入りいただきご注文ください
めんたい重は通販で買える?公式通販サイトを紹介
めんたい重のお弁当を通販で購入することはできません。
しかし、元祖博多めんたい重の他の商品に関しては公式通販サイトから購入することができます。
※お弁当にも使われている昆布巻き明太子もありますので、自宅でめんたい重を作ることもできます。
めんたい重と一蘭との関係は?実は創業者が同じ

元祖博多めんたい重の創業者は、かつて「一蘭」の経営に関わっていた人物です。
具体的には、一蘭のブランディングや店舗設計に携わっていた人物が独立し、「明太子の魅力を最大限に伝える料理」としてこの「めんたい重」を開発しました。
現在は一蘭とはまったく別会社(元祖博多めんたい重株式会社)ですが、観光客で賑わう2店舗を見ると、どこか通ずるものがあるのかもしれません。
そのため、「一蘭好き」な人が「めんたい重」も気に入る傾向は強く、両方を食べ比べてみると、福岡グルメの奥深さをより楽しめます。
まとめ:高くても納得!めんたい重は福岡で一度は食べたい名物
「めんたい重」は、単なる明太子ご飯ではなく、「料理+体験」の完成されたブランドグルメです。価格が高めに感じるかもしれませんが、それを補って余りある味・こだわり・演出があります。
また、店内飲食の行列には並びたくないという人にはテイクアウトで気軽にめんたい重を楽しむこともできます。
博多観光の際には、ぜひ「元祖博多めんたい重」の世界観を味わってみてください。