「鶴乃子」とは?“つるの子”との違いやマシュマロとの関係もわかりやすく解説!

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鶴の子の中身

鶴乃子(つるのこ)とは?つるの子やマシュマロとの違いなど

「鶴乃子(つるのこ)」は、福岡を代表する老舗菓子店「石村萬盛堂」が明治38年(1905年)に発売した、100年以上の歴史をもつ銘菓です。
卵の形を模した白くふわふわした生地の中に、上品な甘さの黄味あんが包まれたお菓子で、和菓子とも洋菓子ともいえない独特の存在感があります。

その名の通り、「鶴が卵を抱く姿」からインスピレーションを得て名付けられており、見た目にも可愛らしく、お土産としても大変人気があります。

「鶴乃子」と「つるの子(つるの玉子)」の違いは?

「鶴乃子(つるのこ)」と検索すると、福岡の石村萬盛堂の銘菓「鶴乃子」だけでなく、岡山県の「つるの子(つるの玉子)」というお菓子も出てきます。名前がよく似ているため、「同じもの?」と勘違いされることもありますが、実は全くの別物です。

ここでは、福岡の鶴乃子と岡山のつるの玉子の違いについて詳しくご紹介します。

製造元と歴史の違い

  • 福岡の鶴乃子
     製造元:石村萬盛堂(福岡市)
     創業明治38年(1905年)。マシュマロの元祖とも言える存在で、マシュマロの中に黄味あんを包んだ和洋折衷の銘菓です。
  • 岡山のつるの玉子
     製造元:つるの玉子本舗 下山松壽軒(岡山市)
     こちらは創業明治20年とのこと。創業当時から鶴の玉子はあったようなので、石村萬盛堂の鶴乃子より20年近く早く販売されているようですね。

見た目や味の違いは?

両者に見た目や味の違いはほとんどありません。以下の画像は2つを比較したものになります。

石村萬盛堂「鶴乃子」
つるの玉子本舗 下山松壽軒「つるの玉子」 画像は岡山観光Web様より引用

鶴乃子はマシュマロ?マシュマロとの違いを比較

鶴乃子を見た目だけで見ると、「大きめのマシュマロかな?」と感じる方も多いでしょう。
実際、鶴乃子の外側の生地はマシュマロと非常によく似ています。しかし、味わいや構造を比べると、マシュマロとは異なる点がいくつもあります

鶴乃子とマシュマロの違いを表で比較

比較項目鶴乃子(つるのこ)一般的なマシュマロ
中身黄味あん(和風の餡)なし、またはチョコ・ジャムなど
生地の味わい甘さ控えめでしっとり甘くて軽く、弾力がある
口どけ柔らかく溶けるような口どけ弾力があり、噛みごたえがある
食べるシーンお茶請け、手土産、贈答品などおやつ、トッピング、スイーツの材料など
発祥日本(福岡・石村萬盛堂)欧米(アメリカ・フランスなど)

鶴乃子は、マシュマロの技術をベースにしながら、和菓子としてアレンジされた非常にユニークなお菓子です。
黄味あんのまろやかさとマシュマロ生地のふわっとした口当たりが絶妙に調和しており、マシュマロが苦手な方にもおすすめできる味わいです。

鶴乃子の原材料とこだわり

鶴乃子に使われているのは、主に以下のような材料です:

  • 黄味あん(白餡に卵黄を加えたまろやかな餡)
  • 砂糖・水あめ(マシュマロの基本材料)
  • 卵白(ふんわり感のもと)
  • ゼラチン(生地に弾力を持たせる)

石村萬盛堂では、季節や気温に合わせて練り方や配合を微調整しているとのこと。長年の職人技で生み出された、繊細なおいしさが楽しめます。

鶴乃子はどこで買える?店舗・通販情報

福岡県内の石村萬盛堂本店や博多駅・福岡空港のお土産店はもちろん、全国の百貨店の「九州物産展」などでも購入できることがあります。

また、公式オンラインショップや楽天・Amazonなどの通販でも取り扱いがあります。以下にリンク例を示します(※販売状況は時期により異なります):

鶴乃子はどんな人におすすめ?

  • 甘いものが好きな人
  • マシュマロが苦手な人にも意外と好評
  • 和菓子・洋菓子のどちらも楽しみたい人
  • 福岡らしいお土産を探している人

その上品な見た目と味わいは、幅広い年代の方に好まれます。
会社へのお土産や、大切な人へのちょっとした贈り物にもぴったりです。

まとめ:鶴乃子はマシュマロに似て非なる福岡の逸品

「鶴乃子(つるのこ)」は、マシュマロのようでマシュマロとは異なる、福岡ならではの伝統菓子。
名前の「つるの子」との違いや、マシュマロとの比較を知ることで、その魅力がさらによくわかります。

福岡を訪れた際や、ちょっと変わった和菓子を楽しみたいときには、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか?

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