
「博多ぶらぶら」と「赤福」は、どちらもやわらかい餅とこし餡を楽しめる人気の和菓子。
しかし実際には、味・形・賞味期限に大きな違いがあります。
本記事では、両者の特徴を歴史を踏まえてわかりやすく比較しながら、「どこで買える?」「日持ちはどれくらい?」といった疑問にも詳しく解説します。
さらに、実際に食べた人の口コミや、博多ぶらぶらを購入できる店舗(博多駅・天神・福岡空港など)の情報もまとめています。
お土産選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
博多ぶらぶらと赤福はどう違う?特徴・賞味期限・味の比較

お土産売り場でよく見かける「博多ぶらぶら」と「赤福」。
どちらも“やわらかい餅とこし餡”を使った和菓子ですが、実は 作り・味・賞味期限が大きく違います。
ここでは、それぞれの特徴をわかりやすく比較していきます。
そもそも「博多ぶらぶら」と「赤福」とは?
どちらも老舗和菓子店が作る人気銘菓です。
一番の違いは 餅と餡の形
| 博多ぶらぶら | 赤福 | |
|---|---|---|
| 餡と餅の構造 | 餅の上にこし餡がのっている | 求肥(やわらかい餅)をこし餡で包んでいる |
| 見た目 | 1つ1つがアルミ包装 | 長方形の容器に並んでいる |
| 食感 | しっとり・もっちり | やわらかく口どけが良い |
→ 博多ぶらぶらは“餅の割合が多め”
→ 赤福は“あんこが餅全体を包んでいる”
ここが一番の違いです。
味の特徴
| 博多ぶらぶら | 赤福 | |
|---|---|---|
| こし餡 | ねっとり濃厚め | 口どけなめらか・軽め |
| 甘さ | やや強め | すっきりした甘さ |
| 全体のバランス | 食べ応えがある | 上品な軽さで何個も食べられる |
- 博多ぶらぶら … 1個で満足感のある“しっかり甘い系”
- 赤福 … お茶に合う“あっさり上品系”
賞味期限・日持ちは大きく違う
| 博多ぶらぶら | 赤福 | |
|---|---|---|
| 賞味期限 | 20日ほど | 2〜3日と極めて短い |
| 保存 | 常温可 | 常温(要早期消費) |
→ 旅先から持ち帰りたいなら “博多ぶらぶら” が便利
→ できたてを味わうなら現地で買う “赤福” がベスト
販売個数と値段
博多ぶらぶら
| 6個 | 12個 | 15個 | |
| 値段 | ¥972 | ¥1944 | ¥2430 |
赤福
| 8個 | 12個 | 20個 | |
| 値段 | ¥900 | ¥1300 | ¥2200 |
個数あたりの値段を見ると赤福の方が安いようです。(大きさ)
博多ぶらぶら/赤福が買える店舗と通販情報
| エリア | 博多ぶらぶら | 赤福 |
|---|---|---|
| 店舗 | 博多駅など福岡県内の実店舗やお土産売り場 | 三重県を含む近畿地方など |
| オンライン | 公式オンラインショップ / 楽天・Amazon等 | 公式オンラインショップ |
博多ぶらぶらと赤福の歴史の違い
| 商品名 | 創業・登場 | 歴史の背景 |
|---|---|---|
| 博多ぶらぶら | 1929年(昭和)に博多菓匠 左右衛門が設立 | 当時は栄養満点の蒸しパンや蒸し饅頭を中心に販売。その後1972年に博多ぶらぶらが登場。 |
| 赤福 | 江戸時代(1707年)に赤福本店が創業 | 伊勢神宮参拝客に供された“縁起菓子”として広まり、300年以上続く伝統菓子 |
◇ 博多ぶらぶらの歴史
博多菓匠 左衛門は、昭和4年(1929年)に福岡市中央区天神で創業された和洋菓子店です。
「真心ひとつ、味ひとつ」を合言葉に、材料や手作りの味にこだわった菓子作りを行ってきました。
「博多ぶらぶら」は、同社を代表する銘菓として 昭和47年4月1日 に発売され、北海道十勝産の小豆の餡と佐賀県産ひよく米を使用した餅を特徴としています。
昭和52年(1977年)には第19回全国菓子博覧会(静岡大会)で 内閣総理大臣賞 を受賞し、その品質が高く評価されました。
創業当時の菓子店としての基盤を元に左衛門は製菓工場を増設し、地域の和菓子ブランドとして成長しました。
今日では「博多ぶらぶら」は定番商品として通年販売され、福岡土産として多くの人に愛され続けています。
◇ 赤福の歴史
赤福は 伊勢神宮(三重県伊勢市)にほど近い場所 で創業された老舗和菓子店で、創業は 宝永元年(1704年)にさかのぼります。三百年以上の歴史を持つ日本の伝統菓子の一つです。
看板商品である「赤福餅」は、 やわらかい餅の上にこし餡を薄くのせ、三筋の形に整える独特のスタイル が特徴です。
この独特の形は伊勢神宮の御神域に流れる五十鈴川の流れを象徴しているとも言われています。
赤福は伊勢土産として長く親しまれ、現在では全国の主要駅や空港で購入可能です。
また、製造・販売体制も近代化され、品質保持のために 消費期限は製造日から2日程度 と非常に短いですが、鮮度を重視することで「作りたての美味しさ」を提供しています。
昭和時代以降は全国的に知名度が広がり、和菓子文化を象徴する銘菓として多くのメディアでも紹介されています。
歴史の違いをまとめると
| 比較ポイント | 博多ぶらぶら | 赤福 |
|---|---|---|
| 誕生時期 | 比較的新しい(昭和) | 300年以上続く老舗(江戸) |
| 発祥の文化 | 明るい博多のお祭り文化 | 伊勢神宮への参拝文化 |
| イメージ | 気軽に親しめる博多らしさ | 伝統と縁起を感じる格式 |
→ 博多ぶらぶらは「地元感 × 気軽さ」
→ 赤福は「伝統 × 格式」
という文化的な違いがあります。
口コミ紹介
◇ 博多ぶらぶらの口コミ
- 「こし餡がしっかり甘くて、1個で満足感があります。緑茶と合わせると最高です。」
- 「個別のアルミ包み紙があるので配りやすい。福岡土産としてよく選んでいます。」
- 「柔らかい求肥と餡のバランスが良い。赤福よりも“しっかり甘い系”。」
◇ 赤福の口コミ
- 「口どけが驚くほどなめらか。できたてを伊勢で食べると感動レベル。」
- 「甘さが軽くて何個でもいける。職人さんの手作業感も魅力。」
- 「賞味期限が短いので現地で食べる派。」
まとめ:博多ぶらぶらと赤福は「甘さ」と「形」が決め手
- 博多ぶらぶらは、餅の上にこし餡をのせた和菓子。
甘さしっかり・食べ応えあり・日持ちするのでお土産に最適。 - 赤福は、やわらかい求肥をこし餡で包んだ上品な口どけの和菓子。
甘さ控えめ・なめらかな食感。賞味期限は短いので現地で食べるのがベスト。
| 選ぶ基準 | おすすめ |
|---|---|
| 配る用のお土産・持ち帰りたい | 博多ぶらぶら |
| できたての風味を食べたい・旅行の思い出重視 | 赤福 |
どちらも魅力的な銘菓なので、ぜひ食べ比べして違いを楽しんでみてください。

